2018.10.27 ブログ
偉大なるソプラノ グルベローヴァの演奏会
2018.10.20(土) 大宮ソニックシティ大ホール
私の大好きなコロラトゥーラの女王“エディタ・グルベローヴァ”のさよなら公演に行ってきました。
デビュー50周年。今日までずっと第一線で歌い続けてこられたソプラノ歌手。ソプラノでも超高音を出すコロラトゥーラの声域は10~15年くらいが全盛期と聞いたことがあります。1946年生まれですから72歳。驚きです(○_○)!!
しかしグルベローヴァは50年、このコロラトゥーラをキープし続けてきたのです。
私の声域も同じコロラトゥーラ。なので「魔笛」夜の女王も 「ナクソス島のアリアドネ」ツェルビネッタも 「ラクメ」 「ディノーラ」 「ホフマン物語」オランピアもグルベローヴァのCDをたくさん聴いて勉強してきました。
偉大すぎて、真似は出来ませんが…どんな風に息を回してるのか、カデンツのつけ方などなど。
聴けば聴くほど、自分の下手さに落ち込むのですが。たくさん聴いていましたね。
長く歌ってこられたのはものすごい努力があってのこと。レパートリーも慎重に選んでこられたからでしょう。
最後の演奏会に行って、本当に良かったです。第1曲目の『春の声』でジワッと涙が出てしまいました。全盛期の時と変わらない艶のあるお声。人を引き込む表現力。グルベローヴァ節全開です。
アンコールの『こうもり』から「公爵さま、あなたのようなお方は」もう涙が溢れてきました。素晴らしいの一言では表現が足りないくらい素晴らしい。心からブラヴォー!
会場のお客さんもスタンディングオベーションで拍手がいつまでも鳴り響きました。最後はゆっくり歩きながらグルベローヴァは手を振って舞台から去って行かれました。
しばらくはグルベローヴァの歌の余韻が続きそうです。