2019.4.13(土)

東京都美術館で4月23日より「クリムト展」が開催されます。それに先立ち東京・春・音楽祭が主催で東京都美術館講堂にてミュージアムコンサートがあり行ってきました。

まずよく行く美術館に講堂があり演奏会が出きるんだぁとびっくり。大きくはありませんがサロンコンサートみたいで良かったです。

タイトルは【ファム・ファタール――芸術家たちの女神】     この女神とはマーラーの妻   アルマのこと。

美しくて社交的な女性だけではなく、実際に作曲もして大変教養も高い人だったそうです。しかしマーラーと結婚してからは彼に作曲はしないように言われたそうです。1900年初頭の時代にはまだまだ女性が芸術をすることに何らかの制約があったのですね。

 

そのアルマの影響を受けた作曲家たちの歌曲コンサートでした。

まずマーラーから始まり、R.シュトラウス、プフィッツナー、ツェムリンスキー、シェーンベルク、ベルク、コルンゴルド。アルマ.マーラーの若い頃に作曲された歌も演奏されました。

私はR.シュトラウスとコルンゴルドしか歌ったことがないので未知の世界。でもピアニスト山田武彦さんが詳しく解説してくださったのでスッと入ってきて楽しむことができました。

ソプラノ天羽明惠さんの演奏は愛を感じ、世紀末のウィーンの気だるさを感じ、見てはいけないような色っぽさも感じ。

どの曲も素敵な演奏でした。

クリムト展のチケット、もちろん買ってあります。次は世紀末の混沌とした絵画の世界を堪能する予定です。