2018.10.20(土)    大宮ソニックシティ大ホール

 

私の大好きなコロラトゥーラの女王“エディタ・グルベローヴァ”のさよなら公演に行ってきました。

 

デビュー50周年。今日までずっと第一線で歌い続けてこられたソプラノ歌手。ソプラノでも超高音を出すコロラトゥーラの声域は10~15年くらいが全盛期と聞いたことがあります。1946年生まれですから72歳。驚きです(○_○)!!

しかしグルベローヴァは50年、このコロラトゥーラをキープし続けてきたのです。

 

私の声域も同じコロラトゥーラ。なので「魔笛」夜の女王も    「ナクソス島のアリアドネ」ツェルビネッタも   「ラクメ」  「ディノーラ」  「ホフマン物語」オランピアもグルベローヴァのCDをたくさん聴いて勉強してきました。

偉大すぎて、真似は出来ませんが…どんな風に息を回してるのか、カデンツのつけ方などなど。

聴けば聴くほど、自分の下手さに落ち込むのですが。たくさん聴いていましたね。

 

長く歌ってこられたのはものすごい努力があってのこと。レパートリーも慎重に選んでこられたからでしょう。

 

最後の演奏会に行って、本当に良かったです。第1曲目の『春の声』でジワッと涙が出てしまいました。全盛期の時と変わらない艶のあるお声。人を引き込む表現力。グルベローヴァ節全開です。

アンコールの『こうもり』から「公爵さま、あなたのようなお方は」もう涙が溢れてきました。素晴らしいの一言では表現が足りないくらい素晴らしい。心からブラヴォー!

会場のお客さんもスタンディングオベーションで拍手がいつまでも鳴り響きました。最後はゆっくり歩きながらグルベローヴァは手を振って舞台から去って行かれました。

しばらくはグルベローヴァの歌の余韻が続きそうです。