11月19日(日)    カフェ&ギャラリー山本屋又右衛門にてオーボエのコンサートを聴きに行ってきました。

 

 

オーボエ渡辺克也さん                                  ピアノ古澤幹子さん

 

 

 

上尾市国際交流協会が主催の演奏会でした。会場は古民家の蔵を改装した建物で江戸時代に建てられたものだそうです。2階まで吹き抜けになっており解放感があり、またほっこりできる空間でした。

 

以前、声楽の先生にオーボエは音を出しながら、呼吸ができる楽器と聞いたことがありオーボエに興味がありました。

 

 

オーボエだけをじっくり聴けるソロの演奏会はあまりなく貴重な体験をすることができました。

ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女

プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」より                                    私のお父さん

ラヴェル:ハバネラ形式による小品

マイケル・ヘッド:オーボエとピアノの                                         ための3つの小品    他

あたたかい音色が大変心地よかったです。私も“私のお父さん”や“ハバネラ形式による小品“はコンサートで演奏することがあります。オーボエの渡辺さんは同じ曲なのにテンポが倍ぐらい遅く演奏されていました。また歌よりずっとずっとフレーズが長い!

これは循環呼吸で演奏しているからできることなのです。

循環呼吸とは口の中にためた息を吐きながら同時に鼻から吸う呼吸法のこと。調べてみたらフルートやサックスも循環呼吸をしながら音が出せる楽器だそうです。超人的に感じますが、歌い手からしたら実に羨ましい♪

声帯に空気を通さないと音が出ない『歌』では循環呼吸は行えません。オーボエのように呼吸を操ることができたらどんなにいいでしょう。

演奏中は循環呼吸をしていることは全く分かりませんでしたが、長いフレーズの時に耳の下が少し膨れてくるので、「今鼻から吸っているのかなぁ」と想像しながら聴いていました。歌と同じくらい息の流れを感じる演奏会でした。