2019.12.13(金)

オペラを観に行ってから日にちがだいぶ経ってしまいましたが…感想を。

11/29と12/1北とぴあ さくらホールにてオペラ『リナルド』の公演があり私は2日目の方に行ってきました。

古典イタリア歌曲集に納められている「私を泣かせてください」。このアリアがリナルドのなかの作品です。

休憩を挟んで全3幕    3時間30分。おっと、ずいぶん長いのでした(笑)

 

3人のカウンターテナーを1度に聴くことができるなんて、贅沢!   タイトルロールを歌われたクリント・ファン・デア・リンデさん。かっちりと歌われ気品のある演奏でした。中嶋俊晴さんはまず日本人離れした体格で舞台栄えする方だなあが第一印象。緻密に、かつ音楽を楽しんでいるところが伝わってきました。

ゴッフレート役の布施奈緒子さん。昔…ブライダルのお仕事でご一緒していた方で今はバッハ・コレギウム・ジャパンでも大活躍されていて   もう遠い存在の方。十字軍の大将だったので  ズボン役。 お声も滑らか、円やかで難しい役どころを演じていましたがズボン役で格好良かったです。

ゲネプロの時に撮ったのでしょう。ロビーに各々の出演者の写真が貼り出してありました。

 

 

レスタティーボとアリアが交互に繰り返される当時のオペラ・セリアのスタイルで、単調にもなりそうですが、オーケストラと出演者のみなさんが素晴らしくずっと引き込まれていました。

また助演の3人がアリアを歌っている登場人物の心情をパントマイムで表現したり、

白い額縁が効果的に使われ人間関係や立場を示していてわかりやすい演出になっていました。それらも3時間以上のオペラを長く感じさせなかった要因になっていたと感じました。

 

終演後に楽屋をたずねて~