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2023.11.30(木)

 

11月から休会されていた大人の生徒さんがレッスン再開。2020年2月終わり頃が最後のレッスン。そうです! コロナ緊急事態宣言からのお休み。

その後、どうされているか時々思い出していたら、嬉しい再開のメールをいただきました。

お休みしていた期間、お母さまをご自宅で介護されていたそうです。

「ふるさと」をピアノに合わせてお母さまと歌われたり、「黒い瞳」を弾いていると曲名を当てられたりとピアノとの時間をおふたりで楽しまれたそうです。

先生に教えていただいた曲を母に聴いてもらうことができて、ありがとうございます!と涙ぐみながら話してくださいました。

お話を聞きながら私もじ~んとしました。

生徒さんがピアノも上達し、さらにご家族を音楽で元気づけられたとは何て素敵なことでしょう。

 

 

 

2023.11.25(土)

 

先週、マヨラ•カナームス東京のメサイアの演奏会に行ってきました。

来月メサイアを歌う機会があるのですが、全曲通して演奏会で聴いたことがなかったのでまずは勉強です。

メサイアはヘンデル作曲。今回の演奏会ではモーツァルト編曲版で演奏されました。原詩は英語ですがドイツ語でした。ちょっと不思議な感じです。

有名なソプラノのソロ曲『Rejoice』がテノールのソロになっていました。

へえー面白い!って心の中でつぶやきながら…。声種が違うと違う味わいがありますね。細かいパッセージが大変よくコントロールされて素晴らしい演奏でした。

 

プログラムの解説を読むとモーツァルト編曲版ではピッコロ、フルート、クラリネット、ホルン、トロンボーンといった管楽器が加わっていることからするとバロックから古典派へ音世界が大きく変わっていることが分かるとあります。

モーツァルト版は旋律や曲の枠組みはヘンデルのもので、足し算の和声が用いられて新しい豊かな響きに塗り替えた、原作とは一線を画する古典派の音楽であると書かれています。〔楽曲解説より〕

モーツァルトの躍動感、明るい響きがそのままメサイアでも強く感じられました。

ソリストさん、合唱、オケが大変まとまりがあり素晴らしい演奏でした。次は?  次は?とどんな音楽が繰り出されてくるかワクワクしながら聴いていました。

いい音楽を聴いてホールの扉を出ると真正面にクリスマスツリー!贅沢な気持ち!

 

 

 

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