2019.10.10(木)
少し前になりますが
10月2日(水) サントリーホールで行われたイ・ムジチ合奏団の演奏会に行ってきました。
一度、生でイ・ムジチ合奏団を聴いてみたいと思っていたのと、
尊敬するソプラノ 天羽明惠さんが共演するということでチケットを買い求め楽しみにしていた演奏会でした。
イ・ムジチとはイタリア語で『音楽家達』を意味します。1952年ローマ サンタ・チェチーリア国立アカデミーの卒業生12名が集まって結成。約70年もの長きに渡り存続している室内楽演奏グループ。その間新たなメンバーが加わりグループ内の入れ替えはありましたがその歴史は偉大です。編成はヴァイオリン6挺、ヴィオラ2挺、チェロ2挺、コントラバス1挺、チェンバロ1台。
どの会場でも演奏前に、携帯電話やアラーム時計等の音についてのアナウンスがありますが、イ・ムジチ合奏団の演奏前のアナウンス内容がイタリア人らしくユーモアなものでクスッと笑ってしまいました。
「携帯電話をお持ちのお客さま、もしも音が鳴ってしまったらステージで1曲歌って頂きます」と。(笑) 他にもまだまだ面白いアナウンスをしていました。
実は私はヴァイオリンの音がちょっと苦手なのですが。
第1曲目が始まり~~~♪ え?え?ヴァイオリンってこういう音だったっけ…。
柔らかく、さざなみのようにホールに広がってきました。ピアニッシモがまた美しい。絹糸で紡いでいくように12人の音が交り合って何とも言えない柔らかい音色。
ソプラノ天羽明惠さんがヘンデルのオペラ「ジュリオ・チェーザレ」から”この胸に息のある限り “ 「セルセ」から”オンブラ・マイ・フ“ モーツァルトのモテット 「エクスルターテ・ユビラーテ」K165を歌われました。まろやかで、清らかな天羽さんのお声とイ・ムジチ合奏団の音色とが素敵なハーモニーとなり素晴らしかったです。いつまでも聴いていたい気分でした。
後半はイ・ムジチ合奏団の十八番! ヴィヴァルディ作曲 「四季」でした。〈春〉〈夏〉〈秋〉〈冬〉それぞれの楽章にその季節の音が音楽の中に散りばめられていました。音楽ホールの中の空気が楽章ごとにがらっと変わっていくような印象を受けました。心地よい音楽を体感することができて幸せでした。
アンコールは3曲。
最後の赤とんぼは、天羽さんが2番まで歌いそのあと会場のお客さんと大合唱でステージはお開き。最高な一時となりました。
この演奏会は11月にNHKのクラシック倶楽部で放送されます。
みなさんぜひご覧ください。
2019.10.9(水)
9月の中頃に体験レッスンに来たRちゃん。
大きな画用紙にいっぱいマル⚫️を書くことから始めました。次に線の上の音符をなぞって書いてみました。飛び出さないように丁寧に書いていましたね。 線と線にサンドイッチのように挟まれている音符。 線におだんごのようにささっている音符。よく観察しながら画用紙に書いたり、音符を色わけしたりして勉強しました。まだ小学1年生で音楽の教科書でも音符を見たことがない様子だったので音符の観察からレッスンスタートです。音読みが嫌いにならないように丁寧にレッスンすることを心がけていこうと思っています。
1年生にしては、手が大きくしっかりしていました。はじめから滑らかに音階が弾けて素晴らしいです!
この日に入会されたので、さっそく新しい楽譜をお渡ししました。嬉しそうに持って帰ったRちゃんの姿が印象的でした。
まだ少し緊張しているように感じますが、元気に音符を歌いながら楽しそうに弾いています。
楽しそうに弾いている姿に私自身が改めて音楽の楽しさに気づかされているのです。
どんなピアニストになるのかな?
とっても楽しみです。
日中はまだ暑い日が続きますが、朝晩は過ごしやすくなり虫の声がどこからか聞こえてくるようになりました。
芸術の秋 スポーツの秋、食欲の秋。
教室では、3名の生徒さんがピティナステップに向けて課題曲と自由曲を決めて練習を始めています。(12月14日 イコス上尾で開催)
また、中学3年生と高校2年生の生徒さんが宝塚音楽学校の受験に向けて、苦手な新曲唱を頑張っています。
趣味で声楽のレッスンに通っている高校3年生は受験勉強をしながらも休まないでレッスンに来ています。歌うことが大好きなのでしょうね。
それぞれの生徒さんが、出されている課題を楽しみながら! またちょっと壁にぶつかりながら?も練習に取り組んでいることは私自身の励みになっています。
先日、知り合いに紹介していただき新しい先生のレッスンを受けてきました。千葉県八千代市まで片道二時間(○_○)!!
数年前に都内でリサイタルをされたときにお客さんとして演奏を聴いている先生でした。包み込まれるような温かいて心地よい響きで素晴らしかったのを覚えています。
私の気になっていることを色々とお話してその疑問点を1つづつクリアにしていってくださいました。
自宅で歌っているより、滑らかに柔らかく歌えていて二時間がアッという間でした。
私がレッスンで気づいたことを、生徒さんとのレッスンで一緒に学んでいければと思っています。
みなさんは、どんな秋をお過ごしですか?
COPYRIGHT © 2016 Mori Yoko Music School All Rights Resereved.