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2018.11.30(金)

 

声楽のレッスンをするときは、自分の体の様子や口の開き方、姿勢などをチェックするため鏡は大切です。

今まではスタンド式の姿見の鏡を使っていましたが、生徒さんによって角度を変える必要がありました。

それで遂に壁に取り付ける形の鏡を用意することができました。

より効果的に生徒さんのレッスンが出来るようになりました。

また、ワークやノートをする机も広くなりました。

 

2018.11.17(土)

ロッシーニ没後150年記念  “レクチャーコンサート”に行って来ました。 副題がロッシーニの魅力   再発見!でしたがコンサートを聴いたら知らないことだらけ…私にとってはロッシーニの魅力をたくさん見つけることができる学べて!演奏聴けて!     2度美味しいコンサートでした。

 

日本ロッシーニ協会会長の水谷彰良さんが分りやすく解説してくださりました。時におやじギャグもあって笑いが起こっておりました。ロビーには水谷さんのコレクションの楽譜や手紙、ロッシーニの貴重な資料もたくさん展示されていました。2枚目の画像はそのうちの1部です。

ロッシーニは1792~1868年に活躍された作曲家。14歳で音楽学校に入学して18歳でオペラの作曲家としてデビュー。モーツァルトは神童と言われ小さな時から作曲していましたが、ロッシーニも若いときから早熟だったのです。

ロッシーニにはオペラと歌曲の作品を沢山作曲していますが、晩年は《競争相手のいない4流ピアニスト》と自称して100曲あまりのピアノ曲を作曲。それらの作品は出版を禁じて自分の夜会でのみ演奏を許したそうです。               ピアノ曲のタイトルは「干しぶどう」「バター」「きゅうり」「アンチョビ」「喘息練習曲」など変わった題名ばかり。その夜会にリストも呼ばれていって初見で演奏したことがあるそうです。リストのメモに【これからロッシーニ主催の演奏会に行ってくる。何だか野菜の名前がついてる曲を初見で弾かないといけない】とあるそうです。クスッと笑ってしまうエピソードですね。

 

今回の演奏会では、「間隔の体操」「ロマンチックなひき肉」を聴きました。

息つく暇もないくらい細かい音符が散りばめられた演奏するには大変な曲でしたが、ニヤニヤしながらロッシーニが聴いていたのかしらと想像すると可笑しいです。

後半はオペラのアリアと重唱曲。お目当てはソプラノ天羽明惠さん。「タンクレーディ」から第2幕のアリア。ロッシーニの特徴は早いパッセージにたくさんの歌詞。             

 水谷さんの解説にありましたが他の作曲家の作品は早いパッセージの時は母音アで歌うことがほとんどですが、ロッシーニの音楽はそこに歌詞が全部付いてくるわけです。

私はロッシーニのオペラは「セヴィリアの理髪師」と「婚約手形」を勉強しました。そうだった!   言葉をつけてアジリタするのに苦労というより苦しみました(笑)

どの出演者も素晴らしい。音楽を楽しんでいる心が伝わってきました。

きっとロッシーニ自身がものすごく時代を先取りし、楽しませることが大好きな人だったのではないでしょうか?

 

 

 

2018.11.3(土)

先週の10月27日  長野市   ホクトホールで開かれた全日本合唱コンクール全国大会   高校部門で松山女子高校が金賞受賞しました。

4月からレッスンに通っている松山女子高校のSさん、おめでとうございます!

毎回レッスンに来ると、合唱部の先輩や先生に色々注意されたことを私に話してくれます。

自分の出来ない所をこのレッスン中に出来るようになりたいと強い気持ちで歌っていることが、ひしひしと伝わってきます。

松山女子高校の合唱部の部員みんなが、今日はこれを出来るようにする。明日はまた新しいことに取り組むという姿勢だそうです。Sさんにこの話を聞いて私はハッとしました。毎日1つ必ず新しいことができるようにする気持ち。

大人になると今日出来た事がまた明日も同じように出来るか。もしかしたら出来なくなってるかも。出来た事を維持することが日々の練習になっているのが現実です。

若さって、可能性が沢山つまっていることを改めて感じました。

生徒さんから、私も学んでいます。

 

 ★頬に手をあて、キラキラと指先を動かしながら歌うと響きが明るくなります。普段が低い声で喋るので上に響きをもっていくようにしています。

 

2018.11.1(木)

フラッと本屋さんで   遠藤周作さんの《王妃   マリー・アントワネット》を手に取り上下巻を読みました。

本の帯で秋に帝劇でミュージカル『マリー・アントワネット』があることを知りました。

読み終わったら、すごくすごくミュージカルも観たくなってしまいチケットを購入。このミュージカルの原作は遠藤周作の本が元になっているそうで益々行きたくなった訳です。

 

宝塚受験を目指している生徒さんから花總まりさんが凄いと聞いていたので、ダブルキャストのアントワネット役   花總まりさんを選択。

フェルゼン役の田代さんの手紙を読み上げるシーンから幕開けでした。そのあと仮面舞踏会の華やかなシーン。シャンゼリアが輝くベルサイユ宮殿の広間でした。

オペラの世界からすると、マイクを通した地声中心のコーラスの歌が最初は耳に馴染まず…     音程も低めに聴こえて…と色々感じたことがありましたが舞台が進むにつれてマリー・アントワネットの世界に引き込まれていきました♪

 

アントワネットの夫   ルイ16世役の佐藤隆紀さんが素晴らしかった。気弱な優柔不断な性格と、アントワネットを心から愛している優しさに溢れた歌声が本当に良かったです。

花總まりさんは、子供たちに歌って聞かせる子守唄のシーンの歌が印象に残りました。柔らかい表現の声色が無理のない発声で素晴らしかったです。

アントワネットが子供を何としても守るんだっと強い母親になっていくところは胸に迫るものがありました。会場のあちらこちらで鼻をすする音がしてました。

平日の昼間に別世界を味わい、贅沢な1日そして芸術の秋でした。

 

 

 

 

 

 

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