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2023.4.20❨木❩

 

先日ランチタイムコンサートへ行ってきました。

11時半開演で途中15分の休憩がはいって13時終演。90分のコンパクトなリサイタルでしたが中身は盛り沢山で濃厚なひと時でした。

時間的に年齢層高めの音楽好きって雰囲気の方々でほぼ満席。着物の女性や羽織をかっこよく着られた男性の姿も。おしゃれをして演奏会に出かけられる世の中に戻りつつあることが嬉しく感じました。

第一曲目はヘンデル作曲 オペラ『アトランタ』より“Care  selve”。出だしのCの音が何とも澄んだお声で、向こう側が透けて見える?くらい透明感溢れるお声でした。「あーこの響きを体感できただけで今日は来てよかったぁ」と思ったくらい!

オペラ『セルセ』より“Ombra  mai   fu”もどこまでも滑らかで優しい風を感じました。

細かいパッセージを転がす他のヘンデルの曲は、ダ・カーポアリアに戻ってからの装飾音が少し変化球でしたね。よくある装飾とは違い、個性的で勉強になりました。

どの曲もよかったのですが、私はラフマニノフが逸品と思いました。ホール全体が鳴っているような豊かな響きと、透明感ある響きが大変コントロールされていました。プログラムの解説にあるようにリリックな作品からドラマティックな作品まで歌い分ける表現力は驚異的とありました。

衝撃!の一言につきます。

アンコール曲はダウランド作曲 Come again

10/31 王子ホールでリサイタルされるそうです。また聴きに行きたいです。

 

 

 

2023.4.14(金)

3年ぶりの東京 春 音楽祭が始まっています。12日に松井亜希さんのミュージアム・コンサートに行ってきました。

入口に大きなクジラ像でお馴染みの国立博物館。

この入口から2階の日本館講堂へ。日本館は国指定重要文化財でありネオルネサンス様式の重厚な建物で、時代をタイムスリップしたような素敵な空間でした。

おしゃれで不思議な子供の世界がテーマのプログラム。これだけのプログラムを組むためには沢山の曲を紐解いてプログラミングされたのだろうと驚きがまず先に。そして尊敬も…。

プーランクの〘くじびき〙はゆっくりな曲と速い曲とが交互にやってきて、また曲調もガラリと変わる歌曲集。1つ1つの曲は短いですが、音が鳴り出すと不思議な世界へあちこち連れて行ってもらったような気持ちになりました。

バーンスタインの〘わたしは音楽が大嫌い〙はタイトルを見てドキっ! 子供らしい、素直な考えや思い、気持ちが溢れている楽しい歌詞たちばかりでした。

クイズを出して、最後に答えで終る「大きいインディアンと小さいインディアン」はこんな歌もあるのねぇ…っとクスっと笑みが溢れます。

小さな鈴の音が聞こえてきました。休憩が終わるチャイムの変わりだったんです。会場の方が鳴らされていました。何だか新鮮!

それぞれの歌曲がパレットの上で混じりあったり、主張しあったり。心から楽しめて温かくなるコンサートでした。

アンコールは金子みすゞの「こころ」と「わらい」

 

2023.4.2❨日❩

5年ほどピアノのレッスンに通われているMちゃん。お父さまもビアノがお上手で発表会には毎回親子連弾で参加してくださいます。

Mちゃんの弟Rくんが3月からピアノレッスン始めました。指の形や力の入れ方は大事なのでちょっと細いかなぁ…と思いながらも丁寧にレッスンしています。

Rくんは自然ないい指の形で最初から弾けていました。習字を習っているからなのでしょうか?指のコントロールが細やか!  どんな風に成長されるのかとても楽しみです。

お家の中でピアノが自然に流れているのでしょうね。親子で、姉弟で音楽を楽しんでいかれたらいいなぁと願っています。

マスク越しでも、楽しそうにピアノ弾いているのが伝わっているお顔ですね。

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